女性の薄毛治療 処方薬の使い方
 


パントガールは脱毛の種類を問わず全ての脱毛症に有効です。髪の毛だけでなく爪を強くする効果もあり、それも女性に好評の原因です。3錠分3で少量の水で噛まずに内服します90錠ですので1か月分です。サプリメントで、副作用はありません。勿論男性でも使用できます。

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●栄養素の補給
亜鉛は髪の毛の材料で、食品からではなかなか摂取できません。ぜひサプリで取りましょう。

は女性では不足しがち。鉄の不足は全ての細胞のエネルギー産生が滞るため、貧血(Hb11.2)が無くても鉄不足による不定愁訴(だるい、集中力が続かない、肌がカサカサ、シミ・しわが増えるなど)がたびたび認められます。血中フェリチン<50ng/mlなら補充すべき、目標は>100。不足しやすい亜鉛と鉄はサプリメントで補充するように努めてください。

ビタミンBTCA回路を回す、つまりエネルギー産生)も重要です。

 
パントスチンの有効成分「アルファトラジオール」がDHT(=脱毛の原因)産生を阻害し脱毛を予防します。副作用はまれに頭皮の炎症のみ。アルコール臭はつけた瞬間だけ気になりますが、すぐに飛んで気にならなくなります(アルコールでかぶれる方には勧めません)。

<パントスチンの使用方法>
11回、3mL使用します。パントスチンは夜に使用することで効果が高まります。以下にパントスチンの使用手順を説明します。
①夜、洗髪後髪をよく乾かします。
②アプリケーター装着  ボトルの白いキャップを外し、平らな場所に置いたら上からアプリケーター(アタッチメント)をまっすぐ差し込みます。きちんと差し込めたらカチッという音がします。
計量  ボトルを軽く押して液を出し、アプリケーターの「3L」の計量線まで溜めます。
④塗布  ボトルを逆さまにして、脱毛部分を中心にパントスチンを塗布します。ボトルを軽く押さえると薬液が出てきます。頭皮に対してアプリケーターをできるだけ垂直にします。
マッサージ パントスチンを塗布した部分を中心に、指の腹で円を描くようにマッサージします。
パントスチンは早ければ1~2本(1~2ヶ月)で効果が現れると言われています。

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●ミノキシジルの女性用ローション「ロゲイン」は、121mlずつを気になる部分に塗布します(1回目と2回目の間には1012時間程度の間隔を空けて、朝晩使用)。女性の場合は顔などの多毛症を避けるために配合量はごく低量です(多毛はまず起こりません)。なお適応は加齢によるびまん性脱毛症のみとされています。
  ローションで不十分な場合はミノキシジル内服錠11錠内服。男性用には5㎎または10㎎を内服しますが、女性では最低量の2.5㎎を内服します。
ミノキシジルの作用は、頭皮下の血管だけを拡張して血流を増やし、更に毛乳頭に直接作用して新しい血管を作る効果が認められます。男性での薄毛治療では要となる最重要内服薬です。

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<治療効果の判定について>

初期脱毛と言って、治療すると1~3週後に髪が抜けます(排水溝を塞ぐくらい抜ける場合もある)が、治療効果が出てきた証拠ですので、そのまま治療を続けてください。
  最低6か月は治療して評価して下さい。

当院で扱うジェネリックは成分が先発品と同一で、普通に使用でき効果を発現します。
 また、厚生省の指導により一度処方された医薬品の返品・返金・交換には応じられませんのでご注意ください。
 
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サンタルチア港(ナポリ)